小夏の販売について【2021年シーズン】

販売を開始しています、果樹園さかもとの人気商品『小夏』ですが、今年は例年のように沢山のお客さまへお送りすることができなそうです…。自然相手の仕事をしていると、こんなこともあるのか!?と思わされることが何度もあります。それでも、木は実をつけて私たちに季節の変わり目を教えてくれます。販売終了も近づいていますので、小夏の現状をご確認の上でご購入を検討されている方はお急ぎください。

フローズン小夏5㎏

大寒波襲来により…

2021年1月、全国的に非常に強い寒波の影響で大雪や低温になりました。高知県でも雪が積もり、最低気温がマイナス5℃前後と寒さに弱い小夏にとっては致命的なダメージとなる…と、昨秋から1つ1つの実に袋をかけているのに加え、前日からビニールを木にかけたり、深夜まで火を焚いて対策をしました。収穫は3カ月後の4月中旬なので、あとは祈ることしかできません。実が落ちたり、木が枯れていくといった症状は少なくホッとしていたのですが、いざ収穫してみると収穫量は前年度4割以下となり、中を割ってみると果汁が抜けた実が多数でてきました。冬を越す小夏は、一度凍ってからもとに戻ると果汁が抜けてスカスカになる“スあがり”という症状が出ることがあります。

寒さ対策の焚火

フローズン小夏として

収穫した実が全滅かと思いましたが、全ての実の果汁が抜けた訳ではありません。そこで、果樹園さかもとでは1つ1つの実の重さを測りに乗せて、【果汁が抜けていない重量】を割り出しました。その基準をクリアした実だけを、1度凍った可能性がある『フローズン小夏』として販売させていただくことを決めました。私たちが厳重にチェックしていますが、凍った実も混じる可能性があるので、その分価格をお安くしています。味には問題ないので、凍った部分はジャムやマーマレードの材料としてお使いいただければと思います。

小夏の計測

五感で感動する小夏

果樹園さかもとの小夏は、『香り』が特徴です!皮をむいたら部屋中に爽やかな小夏の香りが広がります。天然のアロマとして、リラックス効果も期待できるかもしれません。気温の上昇するこの季節、甘さの中にある爽やかな酸味は体を元気にしてくれます。免疫力向上にもつながるので、感染症予防のためにも旬の小夏を召し上がってみてください。年々厳しくなる自然環境を乗り越えた、力強い味をお届けします!

小夏
小夏断面
小夏グミ